工事の流れ
シーリング(コーキング)の劣化
外壁材と外壁材のつなぎ目を埋めるシーリング(コーキング)部も、ひび割れが発生しやすい箇所の一つ。
ひび割れを放置すると、外壁材の内側に雨水が侵入して、内部にカビやサビが発生する可能性があります。
ですので定期的なメンテナンス、打ち替えが必要になります。
下地撤去
文字通り、既存のシーリングを撤去する工程です。
鉄部のケレン(錆、劣化塗膜の除去)も同様ですが、撤去するといってもどの程度きれいに撤去するかによって、この工程に関わる労力が大幅に異なり、それに応じて価格にも反映されます。耐久性の視点から考慮すれば、相応の労力を費やし、出来る限り残シーリングが残らないよう撤去することが理想といえます。(残シーリング削ぎ)
但し、既存シーリングが充填された際、攪拌不足による不良硬化を起こしている場合などは、完全に撤去することが困難な場合もあります。
下塗りプライマー
シーリング材の性能を十分に発揮させるためには、目地を構成する部材に充分に接着させなくてはなりません。
しかし、部材は多種多様にあり、表面塗装や表面処理されたものを加えると、その種類は無数にあります。
これらの部材にシーリング材を接着させるには、それぞれに適したプライマーが不可欠になり、正しく選定しなくてはなりません。
用途、部材、性能等の条件に適したプライマーを選定し施工致します。
シーリング打ち
コーキングガンと呼ばれる器具を使い、シーリング材を目地に充填します。
「どんなシーリング材を使うか」「コーキングガンのノズルのサイズや形が適切か」「気泡が入っていないか」など、職人の判断や技能によって仕上がりが左右されます。